テレビやゲーム、冷蔵庫(れいぞうこ)、洗濯機(せんたくき)、そして照明などわたしたちはもう電気なしでは生活できません。 こんなに便利な電気ですが、目にも見えず、音もにおいもしません。 でもコンセントをつないでやるだけで、明かりがついたり、ご飯が炊(た)けたり、 音楽や映像(えいぞう)が流れたりさまざまな仕事をしてくれます。 そんな不思議な電気についてご紹介します。
ギリシャ時代から知られていた電気
みなさんは、下じきをこすって、かみの毛を逆立てたりしたことはないですか? これは静電気による働きで、ギリシャ時代に発見されました。 しかし、それからずいぶんたった17世紀になりやっと電気に関する科学的研究がすこしずつ始まってきました。 その後、18世紀になりフランクリンがたこを使った実験で、雷(かみなり)が電気現象であることを確かめたり、ライデン壜(びん)やボルダ電池が発明され、電気を蓄(たくわ)えたりすることができるようになりました。 19世紀になると研究はどんどん進んで、電気と磁気(じき)がたいへん密接(みっせつ)な関係でをもっていることが明らかになりました。 これが発電機やモーターの原理になります。
電気の正体とは
電気を使ってさまざまな実験が行われましたが、電気の正体はなかなか見つけることはできませんでした。 これが明らかになったのは20世紀初めで、それまで物質の基本的な構成要素で、それ以上分かつできないと考えられていた原子が、原子核(げんしかく)と電子でできていることが分かってからです。 すべての物体は原子からできています。 原子は中心にプラスの電気を持った原子核があり、そのまわりをマイナスの電気を持った原子が、原子核のプラスの電気に引っ張られながら回っています。 ところが、一番外側を回っている電子は外に飛び出しやすい性質を持っていて、自由電子とよばれ、金属などの電気をよく通す物質の中を自由に動き回ることができます。 その自由電子が移動することで電気が流れます。 つまり電気の正体は、この自由電子というわけです。電気をよく通す、電気を通さないというのは、この自由電子があるかないかで決まります。 自由電子があるのが導体、ないのが絶縁体(ぜつえんたい)です。
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