ECOねっとシステム

「省エネ・節電 達人見聞録」さまざまな分野のお客さまがECOねっとシステムを導入し、省エネに取り組まれています。その最前線のレポートをお届けします。

株式会社サン海苔さま
(食品製造・販売)

株式会社サン海苔さま動画01

〒840-0033
佐賀市光2-2-1
TEL 0952-24-6191(代)
FAX 0952-24-4484
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湿気が大敵の海苔加工では除湿のエアコンがフル稼働

海苔イメージ

品質と生産高で全国一を誇る佐賀の海苔。佐賀県有明海漁協の関連会社である㈱サン海苔さまは、佐賀海苔を扱うブランドメーカーとして、全国に知られています。
工場の板海苔の処理能力は約40万枚/日。製造に電力は欠かせません。同社の石井常務に伺うと、「海苔は湿らせてしまうと商品価値はゼロになるので、乾燥した環境を維持するために夏場ではエアコンをフル稼働。その使用電力を出来るだけ下げたいが、湿気は海苔の大敵だから、なかなかそうはいかない」とのこと。そこで平成23年に電力を監視するシステム「ECOねっとシステム」を導入しました。

ECOねっとシステム導入で電気料金を削減

海苔イメージ

工場内の空調に加えて、240度の高温で海苔を乾燥させる加工ラインの電気は切ることができません。そこで、デマンド値の上昇を警告するECOモニターのブザーが鳴った際の手順として、低温倉庫の電源をオフ。「倉庫を閉めていれば、電気を切ったからといって急に温度が変わるわけではないから」と石井さん。そのほか工場内の照明の見直しや事務所内でも細やかな節電が定着し、現在は警告ブザーが鳴る頻度はかなり減り、「ECOねっとシステムの導入によって、契約電力が20kW削減、金額にして50万円ほどの節電を実現している」(高津総務部長)そうです。

商品の品質を大きく左右する乾燥機。
電気の「見える化」(数値)と「聞こえる化」(警報ブザー)を実現したECOモニター。

太陽光発電は一石二鳥の省エネ効果

その他に、同社ではもうひとつの大きな省エネ対策があります。それは自社の建屋を活かした太陽光発電。工場の南側屋根に太陽光発電パネルを設置しているのです。
発電した電気は九州電力に売電。その収入のみならず、パネルの設置によって屋根からの太陽熱が遮断され、工場内は従来に比べて夏場で10度下がり、冬場は5度の保温効果が上がるのです。まさに一石二鳥の省エネ。「地球温暖化防止、低炭素社会への貢献に大きく期待できるアイデア」と語る石井さんでした。

工場の南側屋根に敷き詰められた太陽光パネルと売電用専門メーター。売電額は月額約30万円(平成25年4月実績)

売電用専門メーター

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