ECOねっとシステム

「省エネ・節電 達人見聞録」さまざまな分野のお客さまがECOねっとシステムを導入し、省エネに取り組まれています。その最前線のレポートをお届けします。

高橋水産株式会社さま

高橋水産株式会社さま

〒876-1403
大分県佐伯市米水津大字宮野浦21-1
TEL 0972-36-7006(代)
FAX 0972-36-7007
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水産加工の電力は「冷やす」と「乾かす」

代表取締役 高橋治人さま

関アジ、関サバで知られる豊後水道を望む佐伯市米水津(よのうづ)港で創業101年の匠の技で干物作りをする高橋水産株式会社さま。旬を見極める「目利き」と低温熟成加工の画期的な技術から「刺身を超える干物」を開発し、消費者に提供するトップブランドです。
その至高の製品を産む加工場では電気の力が必要不可欠で、節電は大きな課題です。高橋治人代表取締役にお話を伺いました。
「水産加工では冷やすことと乾かすことに加え、空調機の運転が一番の電力使用。品質に関わるので省エネは難しいと思っていましたが、ECOねっとシステムを入れたら、そうではないことが分かってきました」

ECOモニターの警報から電気が見えてくる

節電について語る、門谷豊 取締役統括部長

ECOモニターの警報が鳴ると加工場の担当者が機器を切っていき、治まったらまた順番に付けていく。するとまた鳴る・・・。
「この繰り返しによって、どこで電気をどう使っているのかが分かるようになる。その中でどこに無駄な電気があるのかを突き止めていくのです」と高橋さん。たとえば冷凍機は-22°Cでいいのに-26°Cまで冷やしていたり、冷風乾燥機のファンを余分に回していたり。もうひとつは、加工工程のローテーションを工夫すること。乾燥機をフル稼働せず、時間をずらしながら稼働、急速冷凍は深夜電力を利用できる時間帯に移すなど。
最初からそういう方策を立てればよいのですが、「警報が鳴るからそういったことが分かってくるのです。電気は目に見えないから、数字で見たり音で聞こえたりしないと分かりません」と高橋さんは強調します。

省エネタイプの機器に思い切った設備投資を

事務所の分かりやすいところに設置されたECOモニター

ECOねっとシステムを導入する前の2014年と比べて、デマンド値は-6%、電気の使用量は-31%になりました。「現実に電気料金が大幅に下がったこともあるが、もっと大きなことは従業員の節電へのモチベーションが上がったこと。電気だけに限らず、省エネや節約への意識に広がっていく。いいことです」と高橋さん。
節電へのもうひとつの方策は、加工場の屋根に遮熱塗装を施したり、機器を最新の省エネタイプに交換するなどの設備投資。「古い冷凍機を最新型に買い換えたら、使用電力が大幅に下がり、効率も良くなった。それを考えると、思い切った設備投資を考えたほうがよい」とアドバイスをいただきました。

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